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2007年9月6日 「JBLからbjリーグに参入する理由とは?」


 

 9月6日(木)、台風が静岡県を直撃した日でしたが、スポーツコーナーでは、この日正式発表となった「男子プロバスケットボールのbjリーグに浜松のチームが参入」というニュースを
お送りしました。

 

bjリーグとは、プロ化を標榜しながら、なかなか具体化できない企業チーム中心のJBL(日本リーグからの歴史が有り、今年春までのシーズンはスーパーリーグと言っていた)に、新潟アルビレックスなどが業を煮やして脱退し、おととしスタートした新リーグです。

そのbjリーグに現在JBLのOSGフェニックスもリーグを脱退して、来年秋から参入するという話です。

OSGは2000年に1部昇格し、優勝こそないもののリーグ2位に3度食い込んだことがある、愛知県東三河がホームタウンの強豪です。

 

その東三河のチームが何故浜松にやってくるのか?

まず、愛知県内にJBLのチームがOSGの他にも2つあるという状況があります。

名古屋市をホームタウンとする三菱電機ダイヤモンドドルフィンズと刈谷市及び三河地区を本拠地とするアイシンシーホースです。
ですからファンを開拓したいという場合に、なかなか西へ攻めていけない事情がある。

しかし反対の東を向くと、県を跨いではいるが、人口82万の政令指定都市浜松があったということですね。

そして浜松には世界バスケットボール選手権でも使用された日本有数の施設、浜松アリーナがある。

これも魅力だったということです。

それと、政令指定都市に地域のシンボル・プロスポーツチームを作りたいという浜松側の運動と思惑が一致して、浜松初のプロ球団誕生へという運びになったのです。


さて、サラリーキャップ制という言葉をご存知でしょうか?

プロスポーツの世界で、選手の年俸の総額に上限を設け、行き過ぎた年俸の高騰を抑えるとともに、財政力でチーム力が決まるような状況を避け、力が拮抗する面白いリーグを実現する一つの方策です。

現在JBLには日本人についてサラリーキャップ制がありません。

一方bjリーグには、外国人も含めて6600万円という上限が設定されています。

大学出身選手の獲得競争の中で、東芝・日立・パナソニック・トヨタ自動車といった大企業チームが提示する条件に、海外事業も展開する会社ではあるけれども愛知県豊川市の工業用工具メーカーOSGとしては太刀打ちできないというのも、bjリーグ参入の理由だそうです。

 

 

2つの全国的なリーグが並行する異例の状況がどこまで続くのか?

そのようなことを考えると不安要素もありますが、総監督を務める中村和雄さん(元全日本女子監督、元女子バスケ共同石油監督)は、記者会見で「bjリーグに入っていった時に、フェニックスは、優秀な日本人選手は比較的多く持っている。コミッショナーからは、『日本人中心で、外国人4人の働きが大きい大阪エヴェッサの連覇を止めれば受けるストーリーになりますよ』と言われた」と話しました。
そんなスリリングな物語が県内で生まれて来ることを大いに期待したいと思います。

 

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