よくわからない時代、よくわかるニュース。「SBSテレビ夕刊」毎週月~金 夕方5:45
今週の特集
防災マニュアル
野路毅彦の気になった特集週1便
水野涼子のおでかけ日記
テレビ夕刊ができるまで
ご意見・情報募集
SBS Top
テレビ夕刊 Top

2007年9月11日 「心のケアの手法”ドラマセラピー”とは?」


 


9月11日(火)、日本ではまだ殆ど知られていない心のケアの手法の一つ「ドラマセラピー」についてリポートしました。
「ドラマセラピー」に取り組んでいるのは静岡市のNPO法人「こころのケアグループ」です。
心のケアを必要とする人達と専門家を結ぶ架け橋になれればと、勉強会やグループカウンセリングを実施しています。
ニューヨークで心理療法士として働き、9・11のテロ以降は世界貿易センタービルなどで救助活動をした消防士達の心のケアにあたった、静岡市出身の山本麗子さんや、静岡県立大学のカウンセラーで、やはりアメリカで、「ドラマセラピー」のセラピストとしての実戦経験がある中野左知子さんが参加しています。

 

「ドラマセラピー」とは、演じることで現実世界で抑えている感情と出会い、心を見つめ直すメンタルヘルスのアプローチです。
台詞が決まっているわけではなく、設定とそれぞれの役割を決めたら、後はアドリブで会話を進めていきます。

 

取材時に展開されていたドラマは「ある家族の風景」。
子供役の女性が「学芸会で主役を射止めたから是非見に来て」と家族に言う。
すると父親役の女性が「来週までに仕上げないといけない仕事の書類があるから、その日はいけない。申し訳ない」と言う。
父親役は、子供役やおばあちゃん役の女性から「こんなにこの子が頑張っているのに、どうして見に行ってやらないのか」と批難されると、「私が仕事を辞めたら、どうするのか?(おまえたちを食べさせているのに)」と切り返すところをテレビのリポートの中では切り取らせてもらいました。


想像であり、仮定としてこういうことなのではないか?ということですけれども、父親役の女性は日常の忙しさの中で押し潰しているかもしれないけれど、現実の子供と「もっと触れ合う機会がほしい」と思っている感情に気づいたかもしれないですね。

 


一方、僕がこの「ドラマ」を見ていて感じたことを一つ。
「私が仕事を辞めたら、どうするのか?」と父親役が切り返した時、他の家族(参加者はみな女性でした)が軽く笑ったのです。
現実の二児の父としては「それは困る」とか「辞めないで」という反応が誰かからあっても良かったんじゃないか?
と感じました。「父が家族を食わせるのは当たり前」「お父さんが仕事を辞められるわけがないじゃない」というのが、我が家の女性の本音だとしたら、なんか悲しいなと思ってしまいました。
「ドラマ」に参加しないと、やはり癒されないのですね。

 

ページトップへ
Copyright (c) 2005 Shizuoka Broadcasting System., All Rights Reserved. tvukan@digisbs.com