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2007年9月20日 「大化け教育って何!?」


 

 9月20日(木)、静岡産業大学で去年暮れから学外に向けても発信し始めた「大化け教育宣言」というキャッチフレーズにスポットをあててリポートしました。

 

 「大化け教育」・・・コピーとしての面白さ・良さ、また、ストレートな意味で考えると「受験勉強の得意な人が競争を勝ち抜いて入学してくるわけではないが、この大学の4年間で素晴らしい人材にして社会に送り出しますよ」という意味ですね。

しかしながら「大化け」は、国数英理社的な教科の力・点数を上げて卒業させるということとは違うようです。

 

 実は、今、日本(先進国)の企業で求められている能力は、知識の豊富さ・処理能力の速さではないのです。

そんなものは安くなったコンピュータの得意分野だから「彼」にやってもらえば良いということですね。

つまり、従来の受験で問われてきたような能力は、あまり重要視しなくても良くなってきたのではないか?とも言える、求められる「知力の地盤」みないなものがひっくり返った時代なわけです。

 では「新・知力の地盤」で求められる中身って何か? 今回取材させてもらった情報デザイン学科の柿山浩一郎教官に伺うと、個別の設問に対し正しい解答を導き出せる力ではなく、抱えた問題のゴールが何なのかを自分で決めて、そこまでの道のりも考えて歩ける力だというようなこと。

また、発想力やプレゼンテーション力、実現力といった答えが返ってきました。


 

 そうした「知力の地盤」の転換を踏まえての「大化け教育」なのです。

ですから、ゼミの学生たちはそれぞれが選んだ、誰もやったことのないような研究テーマに沿って、考察の進展を毎週ゼミで報告し、発想力を鍛えていました。

今回、放送でわずかながらピックアップできた3年の女子学生のテーマは「より的確な(企業・商品などの)キャラクター制作方法の開発」でした。

毎週の報告の他にも他大学との合同ゼミやオープンキャンパスでも発表の機会を持つことで、発想力のトレーニングをし、プレゼンテーション能力を磨いていました。

大都市圏のマンモス私立大学の平均的な学生に比べ、はるかに多くの伸びるステージを得ているなと、私は感じたのです。


 

 県内の他の私立大学のホームページを見ても「面倒見よく学生を鍛えて、社会で通用する人材にする」という意味のことを謳っている大学が多いです。

日本の大学は諸外国に比べ「入るのは難しいけど、卒業するのは簡単」と言われがちでしたが、そこが、少子化時代の地方私立大学の危機感・新戦略によって変革される可能性があります。


 

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