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そんな茂子さんを支えているのは、夫の二郎(にろう)さんです。 茂子さんと同い年の二郎さんは茂子さんが倒れると、工業高校の教諭を辞め、介護に専念してきました。 毎日の食事を作っているのは二郎さんです。 私達が訪ねた日は、茂子さんに桜でんぶをスプーンでのせてもらい、押し寿司を作っていました。 他にもきのこそばや牛肉のステーキグレープソース、手羽先のさっと煮、じゅんさいの酢の物、すんだと黒ゴマ餡のもちというメニューが少量ずつ並ぶという、まるで高級旅館のような食事でした。 なんでも「刺繍には色彩感覚が大事でしょ。だから彩り豊かな料理を心掛けている」ということでした。 「一日中ご飯作ってるよ」という二郎さん。 毎日の食卓を写真に収め、俳句まで添えて日記としてまとめているのです。 今、介護者が疲弊して状況が悪くなるのを避けようと「頑張らない介護生活」といったキャッチフレーズの呼び掛けも聞かれますが、二郎さんの場合は「攻める介護生活」とでも言えば良いのでしょうか?
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