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2007年12月12日 「今年を象徴する漢字は”偽”」


 


 12月12日(水)エンディングではありましたが、テレビ夕刊でも、日本漢字能力検定協会が募集した「今年の漢字」に「偽」が選ばれたというニュースをお伝えしました。
2位が「食」だったということですから、これは今年相次いだ食品の賞味期限などの偽装について、多くの人が身近な問題として捉え、強い印象を持ったということを表わしています。

 


 実は僕、賞味期限を過ぎた納豆を良く食べます。
1週間くらい超えたものも食べます。
「賞味期限を過ぎたくらいの方が発酵が進んで納豆の風味が強くなる」ということを聞いたし、実際にそう思うし、納豆好きとしてはその方がおいしく感じるからです。
それで腹をこわしたということはありません。
つまり、賞味期限を食品の「死亡年月日」とは思っていないということです。
あくまでも賞味期限は「目安」にしています。

 


 食品偽装事件の背景は「行き過ぎた儲け主義」に絞られて語られがちですが、背景の一面には、実は、製造業者が「賞味期限を過ぎても問題なく食べられるものはたくさんある」ことを知っている、廃棄は「もったいない」と思っているということがあるのではないでしょうか?


 賞味期限の改ざんなどを肯定する気は毛頭ありません。
食品衛生上「いいかっこをした」賞味期限を貼っておいて、期限切れの餡や餅を再利用していたなんて、ひどすぎます。
でも、そのあんころもちは賞味期限の日にちを少し過ぎても傷まないことを、おそらくメーカーは知っていたから使ったのでしょう。
ここのところの感覚が完全に麻痺したケースが、かつての雪印乳業の牛乳再利用による食中毒事件です。
そうした、もっと重大で悪質な方向へ将来的に転落する危険は放っておけばあったとは思います。

 


 でも今回の「赤福」や「船場吉兆」のケースをみると、「いいかっこ」をした賞味期限が一番の問題でそれさえやめれば、こんなことにならなかったのではとも感じます。
例えば「適切に保存してもらえれば、いついつまでは持ちます。餅がやや固くなったら、少々の水とともに電子レンジで温めて下さい。市販のゆであずきと一緒に鍋で温めれば、お汁粉として楽しめます」等々余った時の安全でおいしい食べ方を提案しながら販売することが、偽装まみれの飽食ニッポンで、今求められている食品メーカーの姿勢ではないでしょうか?

 

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