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2008年5月13日 「静岡県内の分校は今・・・」


 


 テレビ夕刊では、かつては静岡県内に100ほどあったのに、今や4つだけになったという小学校の分校を追うリポートを継続的にお送りしています。

 

 5月13日(火)は、富士宮市の富士根北小学校の粟倉分校を取上げました。

 粟倉分校には50年続いているという野鳥観察の授業があります。
校庭からヒヨドリやキセキレイをはじめ、イカルやコゲラの姿も見ることが出来ますが、この観察の仕方を教えているのは分校の教師ではなく、学校外部の日本野鳥の会南富士支部の方です。


 

 

今回指導に来ていたのは、この分校に13年通っているという坂東英代さんと、更に長い20年のキャリアがあるという影山秀雄さんでした。
お2人と粟倉分校の関わりの長さは、普通、分校に教師が赴任する期間を遥かに上回っていることになりますね。

 


 


畑仕事を子供たちに教えている植松登志子さんも、その活動はもう14年になるといいます。
この日は、水が得にくかった粟倉地区ならではの作物「陸稲・おかぼ」の籾を、全校児童13人とともに播きました。
万遍なく均等に播くコツや、畝筋から外れたところに籾をこぼすと鳥が見つけて、播いた籾もほじくり返され食べられるから気をつけることなどを「伝授」しました。


 


 このように分校の授業・教育には、外部の人、特に地元の人のサポートが欠かせません。
またその協力の様子からは、地域の中心、かけがえのないものとして分校に注がれている愛情を強く感じます。
そして、気づかされたことは、地域の人の労働や専門的な趣味の中に、高い教育力が備わっているということです。
これは、分校のある山間に限ったことではなく、都市部でも、例えば町の職人さんに教えを請えば、きっと立派な授業になるだろうと思うのですが、授業を受ける子供の数が1クラス3、40人だと、「ほら、こうしてやってみてごらん」という一般の人が得意な授業のスタイルになりにくい。
その点、全校児童13人というスケールは、先生役から見ると、子や孫に仕事の手伝いをさせるのと、同じ感覚で教えることが出来るという良さがあるんだろうなと思いました。

 

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