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5月23日 団塊の世代(4) 「ターゲットは団塊の世代」


県内では21万人が、団塊の世代と言われています。個人金融資産1400兆円の内、団塊の世代を含む50歳代は340兆円を保有していると言われます。これに80兆円と言われる退職金が加わり、年金も支給されます。この人たちをターゲットにした商戦が今、熾烈となってきています。

 

浜松市のヤマハ音楽教室が、「50歳からの音楽レッスン」として、7種類の楽器の教室を開いたのは、去年の6月。これまで全く楽器に縁がなかった人たちが対象の教室で、楽譜が読めなかった人もいるなど、教室は好評で現在100人ほどが通っています。



通っている方々に話を伺いましたところ、楽器は初めてだが、自分がどこまで出来て、どう変わるか期待している。ミニコンサートを聞いて格好いいと思った。老化の防止に。と、始めた動機は様々ですが、皆さん真剣です。レッスンは少人数制で、ゆっくり進められるところが人気を呼んでいるようです。

 

本もターゲットは、団塊の世代です。書籍が売れない時代に入ったと言われる中、団塊の世代向けの出版は目立って増加しています。MOOK(ムック)と呼ばれる月刊誌、季刊誌です。

 

MOOKとは、雑誌のMAGAZINEと書籍のBOOKを合わせた造語で、内容は、ボディ・健康・旅・純愛物まで多種多様で、テーマもますます増加傾向にあります。雑誌と比べると、より専門的なのが、MOOKです。

 

欲張りな、言い方を変えればワガママ世代をターゲットにするには、より専門的な知識を盛込まないとヒットを望めません。

 

江崎書店の田中 一弘 店長は、ジャンルが多彩で、マニア向けのものまでたくさんあるので、本を売る側としても、勉強していかなければならない、と語っていました。

 

団塊の世代が今後お金をかけたいのは、何といっても旅行です。旅行社によりますと、この春の一番人気のツアーは、ベルギーやオランダなどへの「花めぐり」ツアー。費用は40~50万円と高額にもかかわらず、人気を集めました。

 

 

また、豪華客船を利用したツアーも人気で高額なクラスから売れ始めるということです。

 

値段は高くても、旅行目的がかなり絞られたプランが、団塊の世代のポイントです。

 

 

JTB 沼津支店の松井 俊哉 課長は、団塊の世代の方は、時間やお金の余裕があり、知的好奇心も高いので、こだわりをもった旅行をする傾向があり、お客の要望にあった物を探すのに苦労している、と話していました。

 

 

一方、証券会社のターゲットも、団塊の世代です。これから退職を迎える、これらの世代に向けた商品を売り出しています。

 

 

野村證券 沼津支店の青柳 信彦 課長は、多少リスクがあっても、リターンの高いものを求めているようだと分析していました。

 

団塊の世代が持っている貯蓄は、およそ1500万円。しかし定年後、夫婦2人で2500万円が必要とされています。この世代は、それを埋めるための金融商品を求めているようです。

 


(財)企業経営研究所の中山 勝 部長は、ライフスタイルは、団塊の世代が自分たちで築き上げてきたが、実際には、それはアメリカから入ってきた文化を導入したものであって、今後は自分自身どうあるべきか、自問自答しながら、色々なものがでてくるのでは、と分析していました。

 

団塊の世代が求めているものは、「自分だけの」という、オンリーワンなのかもしれません。あなたは、自分の今後をどう設計していますか。

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