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8月22日 終戦60年 語り継ぐ (8) 「憲法9条」


今回は、最近見直しの議論が高まっている、憲法第9条についてです。

 

戦争をしない、武力をもたない、と明記した現在の日本国憲法。この憲法を、変えるという議論が起きています。

 

先ごろ、自民党が発表した憲法改正の素案を見ると…そこには、「自衛軍」という言葉も書かれています。

 

こうした動きに対応して、県内では、憲法の改正はやめるべき、と訴える「九条の会」がいくつも発足しました。そのうちのひとつ、弁護士達で作った九条の会では、「法律の専門家として見ても、今の憲法は変えるべきでない」と言います。

 

弁護士の会では、いま九条を改正すれば、日本は「いつか来た道」を歩み始め、戦争がはじまることもあると懸念します。

 

いっぽう、当然、憲法は改正すべきだという人もいます。かつて防衛庁長官をつとめ、憲法調査会の会長だったこともある、元国会議員、栗原祐幸さん。

 

「平和がいいというのは当たり前。でも、国際的な紛争にまきこまれることはある。その時に、武力をもたない、ということでは国が守れない」というのが栗原さんの主張です。

 

街へ出て意見を聞いてみると、インタビューに応じてくれた人の多くは、「そろそろ改正も必要では」という意見でした。自衛隊がイラクに派遣されている、という事実がある以上、いまの憲法では「現実にあっていない」というのが背景にあるようです。

 

これに対して「弁護士九条の会」では、「法律を現実にあわせる、というのはおかしな理屈だ」と反論します。「殺人事件がたくさん起きているからといって、人を殺してはいけないという法律はもういらない、ということにはならないでしょう?」

 

栗原さんは、「憲法は変えない、武力は持たない、というのなら、万が一攻撃された時には覚悟が必要になるだろう」と言います。

 

日本の戦後のひとつの象徴といえる「憲法九条」。そのままを守るか、改正するのか。おおきな決断の時がやってきます。あなたはどう考えるでしょうか?

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