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10月10日 子どもの体力を考える (2) 「体力アップコンテスト」


今回は、県の教育委員会が薦める、「体力アップコンテスト」の取り組みと、その成果を紹介します。

 

去年、テレビ夕刊で紹介した、長縄で8の字跳びに挑戦する小学生たち。なんと、取材中に新記録を達成。その真剣なまなざしと誇らしげな顔に感動を覚えました。

 

子どもたちが取り組む8の字跳びは、県の教育委員会が薦める、「体力アップコンテストしずおか」のひとつ。ランキングがHP上で発表され、学校単位の競争が繰り広げられています。

 

県教育委員会体育保健課の岩瀬隆伸さんは、少年団で活動している子どもたちがたくさんいる反面、あまり運動を好まずに、体育の授業以外では運動をしない子もたくさんいるため、そういう子どもたちがクラスメートと一つになって、結果的に一人一人の子どもたちの体力が向上すればと話していました。

 

体力アップコンテストは、8の字跳び以外にもいろいろな種目があります。今回紹介するのは、創作部門の「みんなで体力づくり」の去年の最優秀校になった、相良町立萩間小学校の「リズム縄跳び」です。

 

「リズム縄跳び」とは、音楽にあわせて技を繰り広げるもので、この学校のオリジナルです。およそ3~5分間、ノンストップで跳び続けます。

 

学校の廊下にはランキング表が張り出されています。初段から20段のチャンピオンまであり、チャンピオンは171人中の7人。狭き門です。チャンピオンは、技はもちろん、続ける体力が備わっていないとなれません。

 

このリズム縄跳びの考案者は5年生の担任の小柳津先生で、ちなみに先生は11段です。

 

子どもたちのほとんどは、休み時間になると運動場へ出て縄跳び。上の段を目指します。技は先生や仲間が交代でチェック。学年に関係なく、友達を見守ります。

 

20段に挑戦してクリアした子は、そのハードさに、喜ぶというより苦しそうです。

 

上の段をクリアした子どもたちは先生にサインをもらいます。

 

萩間小学校がこの取り組みを始めたのが3年前。校長先生がこの学校の卒業生から不登校の子どもが出ていると、中学校の状況を聞かされたことがきっかけです。

 

相良町立萩間小学校の四ノ宮 修一 校長によりますと、子どもたちの心と身体をたくましくして、中学校に進学しても力を出せるようになって欲しいと思ったのが、この取り組みを始めたきっかけで、子ども同士が競い合って、より高いものを求めていくことが大切だと考えているそうです。

 

子どもたちからは、縄跳びの技ができると嬉しいといった感想や、足が速くなったという声が聞かれました。

 

体力作りの結果、昨年度は全校生徒全員が出席したのが63日間。同じ規模の県内の小学校と比較しても、はるかに上回る数字です。また、一年間休まずに出席した子どもが51パーセントと高い数字となっています。

 

縄跳び以外にもソーラン節やエイサーなど、さまざまな試みをしている萩間小学校。今や地域のイベントにも引っ張りだこです。

 

保護者からは、足が速くなったとか、風邪をひかなくなったといった体力的なことだけでなく、やればできるというような自信がついたといった声が聞かれました。

 

子どもたちの体力作りの成果を見てもらう機会がありました。小学校にプロの縄跳びプレーヤーがやってきたのです。20段より上の技のすごさに子どもたちはびっくり。

 

続いては、子どもたちの30秒連続跳び合戦。優勝した6年生は、なんと30秒で118回。その速さに縄レンジャーもびっくりです。

 

体力作りは自信につながります。子どもの体力の低下が叫ばれる中、体力アップコンテストのような体を動かすきっかけづくりが今、大人に求められていると実感しました。

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