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10月17日 子どもの体力を考える (3) 「地域で支える」


今回は、浜松市内のある地域の取り組みを取材しました。

 

浜松市蒲地区では、毎週金曜日の夜になると、学校の体育館に地域の人たちが集まってきます。子どもから大人まで、年齢はさまざま。明るい挨拶の声が響きます。

 

皆さんは親子でバドミントンを楽しんでいます。親子で出来るファミリー・バドミントン、一般のバドミントンとはちょっと違います。ラケットは子どもでも手軽に出来るように、一般のラケットよりも短めで、シャトルも作りが異なり、先端が柔らかなスポンジで出来ていて、スマッシュを打っても、スピードが抑えられます。大人と子ども、合わせて1チーム3人で楽しみます。

 

浜松市蒲地区体育指導員の西尾正芳さんは、子どもから大人までできる生涯スポーツとして、ファミリー・バドミントンを紹介したそうです。

 

週末の夜は家族団らんという家庭も多いと思いますが、この地区では、地域で楽しむ時間になっているようです。

 

参加している大人からは、子どもと遊ぶ機会を持てたのと子ども同士の知り合いが増えて良かったという声が聞かれました。

 

もともとは、大人だけで始めたスポーツ交流でしたが、一緒に会場に来る子どもたちにも交流の輪が広がりました。

 

参加している子どもからは、地域の知らない人と仲良くなれたという声や、地域の人からいろいろなことを学べたという声が聞かれました。

 

西尾さんは、これらの活動を通して、総合型地域スポーツクラブを目指しているそうです。

 

浜松市スポーツ振興課の榊原秀洋 指導主事によりますと、総合型地域スポーツクラブは、いろいろな種目を楽しむ「多種目」と、世代間の垣根を取って活動するという「多世代」と、運動は苦手という人から上手になりたいという人までの「多目的」、という3つの多様性から成っているそうです。

 

これは文部科学省が2000年から進めているプロジェクトで、浜松市内では2つの中学校区で、クラブがスタートしています。

 

湖東中学校区では、小学生から大人まで、クラブ会員数はおよそ300人。バレーボールにバスケット、サッカー、陸上競技などスポーツのほか、茶道など文化クラブもあって、スポーツ・文化クラブとして活動を始め、5年目を迎えています。

 

現在、メンバーの大半は中学生ですが、世代を越えた活動で得るものは大きいようです。

 

スポーツクラブに所属している中学生からは、大人の人と練習すると、体格や力で差があるため、普段の練習では学べないことがあるという話や、クラブで知り合った大人の人が試合会場に応援に来てくれたので、リラックスできたという話が聞かれました。

 

湖東中学校の中には、空いている教室を改装した、クラブ専用の「クラブハウス」があり、ミーティングなどで使っています。

 

湖東スポーツ文化クラブの宮津好秀 事務局長は、地域の人同士がつながりを持てるようになれば、地域クラブの存在は意味あるものになっているのではないかと話していました。

 

子どもたちの体力アップは、学校体育だけでなく、地域のサポートも大切です。身近なところで、より多く汗を流す機会に恵まれて、その楽しさに子どもたちが気付けば、体力の問題も解消されていくのではないでしょうか。

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