今回は、特殊勤務手当についてです。
特殊勤務手当とは、公務員の仕事のうち、「著しく不快なもの、不健康なもの、危険なもの」について支払われるものです。
これらはすべて、これまで県内で支払われていて、廃止された特殊勤務手当です。中には、そんなことでお金がもらえるの?と言いたくなるものもありました。
国では、「著しく不快、危険、などにあたらないもの」、 「給与や他の手当で支払うべきもの」について、廃止するよう指針を示していて、県でも、これに基づいて各市町村に指導をしています。
県で調べたところ、県内にはおよそ1000件の特殊勤務手当があり、そのうち1割は、国の指針で見ると廃止すべきものでした。
県市町村行政室の太田道夫室長は、時代が変わり、土日勤務などの「特殊勤務」も、社会の中で「普通」になってきたため、公務員だけ「特殊」というわけにはいかなくなってきたと言います。
清水町では、「廃止すべき」とされた6つの特殊勤務手当を、2005年10月からすべて廃止しました。
清水町総務課の相澤正さんによりますと、手当てに見直しをした結果、今の社会常識では、支払うべきだはないと判断したそうです。
廃止されたもののひとつは、町のグラウンドや体育館を町民が夜に使う場合、職員が照明のスイッチを操作するために現場に行くと1回200円…、というもの。これは、使う町民が自分でスイッチ操作をすればいいだろうと、業務自体がなくなったそうです。こうした見直し、行政改革が求められているのです。
企画放送時に、県内で一番「廃止すべき手当」が多かったのが富士宮市。10の手当が「無駄」と指摘されました。
SBSの取材に対して、小室市長は「廃止していくつもり」と話しています。
富士宮市では、財政難から、職員の給与カットを論議している最中。
職員組合では、財政難や行政改革の必要性に理解を示しつつも、「なんでもかんでもカットというのはいかがなものか」と話します。
そもそも、特殊勤務手当とはどうして生まれたものなのでしょう?もちろん、たいへんな仕事に報いるための、納得できるものもありますが、中には、右肩あがりの時代、給料をあげるかわりに作られたというものもあるようです。
2005年7月に109あった、県内の「無駄な手当」は、10月までには89にまで減ったそうです。
ゼロになる日は、来るのでしょうか?