ここは去年3月に出来たJR東海道線の下を通る焼津市の地下道です。
朝の通学時間帯、集団登校の児童が歩いて学校に向かっています。その横を自転車で走っているのが高校生。危険なため地元の人たちは自転車から降りるよう毎朝呼びかけていますがなかなか浸透しません。
この地下道では今年5月小学生の男の子が自転車とぶつかり腕を骨折する重傷事故が起きたばかりです。
ところで地下道は自転車で走行しても良いのでしょうか。
この地下道は自転車と歩行者専用道路。
つまり、自転車での走行は禁止されていません。しかし、道路には自転車から降りるようにと注意書きがあります。歩行者を守るためです。
更にこの地下道では危ないといわれる理由がもう一つありました。
2つの坂と階段が合流する構造となっています。
それぞれの道はなだらかな下り坂で加速した自転車が出会い頭で衝突する危険性が高いのです。
「自転車は降りてもらうことにきめてしまうわけにはいかないですか?」
と地元の警察に聞いてみたところ、
「あまりにも危険ならそれも考えなければならないが、いまは取り締まらずにモラルにうったえたい。」
と回答しました。
一方、道路を管理する焼津市ではこの実態をどう受け止めているのでしょうか。
焼津警察署では自転車事故を防ごうと講習会を開きました。ここでは自転車同士の衝突事故があり高校生2人がけがをしました。
しかし、講習会中にも関わらず堂々と自転車で通行する高校生の姿もありました。
マナーに訴えても改善しない以上、事故を起こさない対策を考える必要があります。重大な事故が起きてからでは遅いのです。