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2月5日 コレってどうなの? (41) 「川が染まる『色汚染』」


今回は、染色工場の排水が川を染める「色汚染」と呼ばれる問題です。浜松市では、この排水の問題に対して改善を求める声が挙がっています。

 

川を真っ黒に染める「色汚染」。

 

繊維の街、浜松ではこの色汚染が問題となっています。

 

水道の水と川の水を比べると、違いがはっきりと分かります。

 

「色汚染」の排出元は市内の染色工場です。

 

中でも浜松市中心部を流れる芳川の上流には、市内でも大手の染色工場が立ち、この色汚染の問題が深刻となっています。

 

地元では15年前に住民が団体を作り、市に働き続けていますが、いっこうに改善されません。

 

河川への排水は許されているのでしょうか?

 

水質汚濁防止法で排出基準を定めているのは窒素や、リンなどの汚染物質と有害物質のみ。色は「有害ではない」として法的規制がないのです。

 

浜松市は「繊維の街」として、明治時代から発展してきました。

 

最盛期には大小100を越える工場が稼動。今でも手ぬぐいや浴衣地などの染色工場が大小55社操業しています。

 

一方でその工場からの排水は1日に1万5800トン。一部は下水に排水しています。しかし、およそ8割は川に流されています。

 

工場から出た水はそのまま川を下り、何の処理もされないまま海までと流れているのです。

 

こうした中、浜松市は今年度から住民、業者、有識者を交えた検討会で対策を話し合っています。現在、他の川から水を入れて色を薄める方法や、下水道を整備するといった案が挙がっています。

 

中でも注目されるのが「色基準」です。

 

規制のない色に対して色の濃さなどを元に基準を設けて制限しようというのです。

 

しかし、これはあくまでも努力目標。明確な罰則規制はありません。

 

繊維業界は中国など海外との過当競争で衰退。休業や廃業が相次いでいるのも事実です。

 

その上、数百万円から数億円という浄化施設の莫大な設備費がまかなえないというのです。

 

市内大手の染色工場は「市と連絡を取り合って対策を進めている。コメントは差し控えたい」としています。

 

答申案は住民側の意見を取り入れはいますが、強制力は無く、まさに玉虫色です。

 

浜松市は今月9日にまとまる最終的な答申を受けて、来年度中に具体的な対策を決める方針です。

 

問題が持ち上がってから15年余り。改善に向けて対策の動きはあまりにも遅いと言わざるを得ません。浜松市には明確な対策が求められます。

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