今週はすっかり家族の一員となっている犬についてです。
飼い主のみなさんのマナーがよく問題となっていますが、きょうは飼い主の義務について実状を報告します。
毎年接種が義務付けられている「狂犬病予防注射」。注射をすると番号が刻まれた注射済票を渡されこれを首輪につけることが飼い主には義務付けられています。
またそれ以前に飼いはじめたらまず登録をし、その際渡される犬の身分証明書「鑑札」という札も同時に首輪につけなければいけないのです。違反すると罰金20万円です。
狂犬病予防の重要性を示すと共にこの札はイヌが迷子になったとき飼い主が分かる迷子札にもなります。
実際に飼い主の方々に「注射済票」及び「鑑札」を首輪に付けているか聞いてみたところ・・・
去年、東京都の動物病院に通っている犬を調査したところ、鑑札をつけているイヌは24.6%。注射済み票も23.6%と全体の4分の1にも満たない低い数字です。
この数字について狂犬病の研究をしている獣医師はこう指摘します。
家族の一員として近年イヌを飼う人が増た一方で全国ではおよそ18万頭のイヌが収容されそのうち16万頭が処分されているという事実があります。
県内でも例外ではありません。県動物管理指導センターでも昨年度だけで2324頭収容され、そのうち飼い主の元へ戻ったイヌは356頭。もらわれたのは311頭と合わせてもおよそ3割以下です。そのほかのイヌは処分、つまり殺されてしまいます。その処分にかかる経費はおよそ1000万円もかかります。
県動物管理指導センターの高梨さんにお話を伺ったところ、保護された犬の収容期間は約3日~7日間なので愛犬を守るためにも是非「注射済票」及び「鑑札」を首輪に付けてもらいたいと話します。
動物保護に取り組む浜松のボランティアグループは、飼い主が分からなくなり収容されるイヌを減らそうと4団体が札を首輪につけるリング4000個を浜松市へ寄贈し、配布する活動をしています。
去年の佐藤さんたちボランティアの呼びかけで札をつけた飼い主がいました。
浜松市では収容期間は一週間。その間保健所の玄関などにイヌの写真入の掲示板を設置。今年度からは施設場所を増やしました。
こちらのノートは収容されたイヌの情報とほしがっている人やイヌを探している情報がまとめられています。
リングも受付におきました。一匹でも多くイヌの命を助けたいと思うからです。
首輪をしていなければ札もついていない・・・。そのため獣医師会や自治体は体に犬の個々の情報が入っているマイクロチップの普及などにもつとめていますが、なかなか実施率はあがっていません。
先月30日、県動物管理指導センターで収容された子犬を引き取る説明会がありました。
子犬の引き取りは常に人気で、この日もおよそ県内外から40人が参加しました。しかし、ただかわいい、ほしいからという理由だけで子犬を引きとってもらうわけにはいかないといいます。
参加者は一度帰宅しちゃんと飼えるのかどうかをもう一度家族で検討します。
検討してみた結果、「責任を痛感した・・・。」「甘かった・・・。」などといった答えが返ってくることもあります。
癒しブームの中で犬の人気は高まるばかりですが、犬をまもることができるのは飼い主のみです。