自治体が合併すると「水道料金」は、どうなるんでしょうか?きょうは、静岡市のケースを取り上げながら私たちの生活に欠かせない「水道料金」について考えてみたいと思います。
蒲原地区で紳士服店を営んでいる中川さんは夫婦2人暮らしです。中川さんに水道料金についてお話を伺いました。
合併により誕生した現在の静岡市。去年、旧蒲原町も加わりましたが水道料金は、同じ市の中で以前のまま3つの料金体系があり、地域による格差が生じていたのです。
一般家庭では、1ケ月に平均で、20トンから30トンの水を使います。市内では、現状、静岡地区の料金が、それぞれ2,310円、3,916円などとなっていて他の地区より300円から700円あまり高くなっています。
合併から5年目。静岡市では、先月から懇話会を立ち上げ、ようやく、水道料金の格差の解消に動き出しました。
静岡市水道総務課 佐野課長 にお話を伺いました。
旧静岡市の水源は安倍川水系なんですがひとくちに「水道水」といってもとりまく環境はそれぞれの地区で違います。
静岡地区では、元々、水が豊富で、安倍川水系の地下水と伏流水を水道水に使っています。
清水地区では、興津川を流れる川の水が頼みでした。渇水による水不足に悩まされることも度々あり、合併後、こうした問題を解消しようと11億円が投じられました。
合併後に出来た新しい施設ですが、送水管を通じて静岡地区の水が清水地区に1日あたり3000トンずつ送られています。
また、蒲原地区の場合には、水源は、そのほとんどが地下水です。
静岡市企業局 水道部営業課 片岡優次 参事 にお話を伺いました。
改修費用は3億円。今後、別の浄水場の改修も予定されていてつぎ込まれる金はあわせて6億円です。こうした大きな改修は合併後に先送りされていた感もあります。
佐野慶子 静岡市議 にお話を伺いました。
静岡市の水道事業の収支は昨年度、15億円の黒字が見込まれています。黒字分は、ハード面の整備などに使われるため、料金をどのように設定するかは、将来に向けても大きな意味を持ちます。
静岡市水道総務課 佐野 勝 課長は「黒字と申しましたが、料金格差生じていて、ある地区の方は高く、ある地区の方はそうではない。健全経営の内に均一な形で(料金を)平準化したい」と話します。
今まで手をつけてこなかった料金一元化の問題。実は、来年度から新しい料金になる計画がすでに決まっているのです。
蒲原にお住まいの中川さんは新しい料金計画についてこう話します。
静岡市の水道料金一元化の問題。生活に欠かせない水の話だけに、気がついたら料金が決まっていた、そんなことがないようにしたいものです。
また、市民の代表などでつくる懇話会では、7月17日の会議で新しい料金体系の素案が説明されることになっています。