おととし6月、バイクの駐車に関する法律が変わりました。今までのように路肩に停めていると自動車と同じように取り締まられることになったのです。
それならバイクも駐車場に停めればいいのですが・・・。1年半以上経った今も停めたくても停められない現状が有るのです。
浜松市内の大学に通う松山祐実さん。去年の夏、念願の大型バイクを買いました。しかし、松山さんには悩みがあります。
街中には駐車場がほとんどありません。
おととしまではバイクは路肩に短時間なら停めても大丈夫でした。車ほど邪魔にならず、自転車ほど台数が多くないため取り締まる法律がなかったからです。
しかし、駐車場法などの法律が変わり、バイクも歩道や路肩に駐車すると自動車と同じように取り締まられるようになりました。
そして松山さん、いつも車で来るときに停める立体駐車場に行ってみることにしました。
しかし、センサーが反応せず駐車券が出てきません。
どうやらこの駐車場には自動二輪は駐車できないようです。
実は、浜松にはバイクを停められる市営駐車場がJR浜松駅の高架下にあります。しかし、浜松市のバイク登録件数はおよそ4万台。ここに置ける台数はたった130台ぶんで、あまりにも足りません。
そこで浜松市は、駅周辺の2箇所で新たに140台分のバイクを停められるよう工事を進めています。
都市計画部交通政策課の小林さんは
「様子を見て今後の駐車場整備を進めていけたら・・・」と話します。
バイクの生産大手 ヤマハ発動機はこの現状を危惧しています。
「じゃあどこに乗っていけばいいんだって言われると、言葉につまってしまいますね。だからユーザーさんからも、なんとかしてほしいと強い要望があります」
と戸上取締役会長は話します。
駐車場を増やす努力をしてほしいと3ヶ月前には県に要望書も出しました。
この問題はなにも浜松市だけではありません。県全体では500平方メートル以上の平地の駐車場が183箇所、そのうち、バイクを駐車できるものは12箇所しかないのです。
そんな中、静岡市に県内初となるバイクのコインパーキングができました。しかし、設置台数はわずか5台です。関係者の話では、実際の需要が読めないため他の民間の駐車場業者はバイク専用のパーキングに手をつけたがらないとのことでした。
街中を走ること40分。
結局、駐車場はみつかりませんでした。
松山さんは
「バイクの駐車場を作って欲しい。無料じゃなくても車よりは安い価格で同じ所に停めれるようにして欲しい。」
と切実に語ります。
景観を損ね、歩行者の邪魔になる違法駐車のバイク。しかし、締め出して罰するだけでは住みよい街になったとはいえないと感じました。