自転車の前と後ろに子供を乗せる3人乗りは禁止されていますが守られていないのが現状です。
今回のコレってどうなのはこの問題について考えます。
正面から見ると普通の自転車、しかし横から見ると3人乗り自転車でした。
まだ試作品のこの自転車は兵庫県神戸市に本社がある車椅子のメーカーが製造しました。
カルガモが並んで歩く姿に似ていることから「カルガモ自転車」と名づけられました。
しかし、なぜこのような自転車を製造したのでしょうか。
カワムラサイクルの橋本さんは「3人乗りが危険という事で警察庁から要請があった」と言います
県公安委員会が定めた県道路交通法施行細則では16歳以上の人が6歳未満の子どもを補助席に乗せた場合だけ2人乗りを認めています。
つまり3人乗りはどのような場合でも絶対禁止です。
県警に聞いてみたところ、自転車の3人乗りは禁止で2万円の罰金になるそうです。
しかし、これまで3人乗りは警察に黙認されてきました。
そこで、3人乗りの危険性を喚起するために警察庁は来月から、3人乗りの禁止を教則に明示しようとしました。
すると、親から猛反発を受け警察庁は方向転換。
明示を見送り3人乗りでも安定して走る自転車の開発を自転車業界に要請したため今回この自転車が開発されたのです。
普通の自転車の場合、補助輪が段差に上がるとバランスを崩し危険ですが、カルガモ自転車は補助輪のサスペンションが衝撃を吸収し、ほとんどショックを受けない設計となっています。
価格は6万円から7万円と普通の自転車と比べるとやや高くなる見込みで警察庁の許可が下り次第販売する予定です。
県警に聞いてみると「自転車の3人乗りは安定性が悪くハンドルが取られ危険。止まっていても倒れて怪我をするケースもある」といいます。
藤枝市に住む主婦です。この主婦は3人乗りではなく2人乗りでしたがスタンドをたて、止まっていた自転車が倒れ2歳の長男が頭を打ち大怪我をしました。
自転車の3人乗りをしている親に聞くと「危ないと認識しているが、子どもを家に置いていくわけには行かない。この法律を決めた人は現状を知らないのでは?」と言います。
3人乗りは本当に危険なのでしょうか。
20代の未婚の女性に実験をしてみました。
自転車の前の座席に3歳から4歳児の体重13キロと後ろは7キロの人形を乗せてみました。すると・・・
実際に3人乗りを体験した女性は「ハンドルが取られ危険、自動車が走っている道路では怖い」と話します。
また、重さに耐えられず思わず自転車を倒してしまう場面も…。
やはり3人乗りは熟練が必要です。カルガモ自転車のような倒れにくい3人乗り自転車の普及が待ち望まれる一方で普通の自転車に比べ高価なことなどから広く普及するかどうかは未知数です。
自転車業界に対する警察庁の今回の要請は実情を考慮しすぎてちょっと苦し紛れですが一番大事なのは保護者がどうすれば子どもの安全を守ることができるのかをしっかりと見極めることです。